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Japanese sub culture and tech.

  • 2017/02/6
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game

人喰いの大鷲トリコ

かわいい。

年末、人喰いの大鷲トリコを少しずつやっていて一通りクリアしたので感想を。

ICO、ワンダと巨像に続く上田さんの新作ということで、制約の中でクリアの糸口を見つけていくパズル要素、謎解き要素が強い作品です。ワンダは結構アクション寄りのつくりになっていましたが、トリコはICOに近いパズル的要素が強くなっていました。ICOは少女を連れ歩きましたが、トリコでは獣を連れ歩きます。ICOの場合、階段を登ってくれたり、手を引けば追いてくれたり、コントロールが比較的聞くのですが、トリコの巨大な獣は手を引くこともできなければ、好き勝手動き回ります。そういう意味でICOより制約が大きいです。

とはいえ、巨大な体、大鷲なので飛べるといった特徴を生かした謎解きがあり、ICOよりも考えるのが楽しかったですねえ。巨大な体にに使わないダイナミックなジャンプや飛行はなかなかの迫力です。特にジャンプは、想像よりも身軽にジャンプするので、結構ジャンプで抜けられるところに気づきづらいかもしれませんね。あと、巨大な体を生かして踏み台がわりになってくれたり。ジャンプしなくても壁沿いに立ち上がったりできるので、高いところにあげてくれたりします。

そして、トリコの仕草がすごくかわいい。AIというより、これはベタプログラムな気がするなあ。動物の動きをそのまま学習させたら、もっと素っ気ないと思います。主人公を見守っていて、落下しそうになったら加えてキャッチしてくれたり、先に行けば健気についてくる。動物らしい気まぐれな動きと、人間がいとしさ、可愛さを感じるある意味作られた動気を絶妙にミックスしています。この辺は、相当研究とテストを繰り返したのではないだろうか。

全体的に、そんなに詰まる部分はなかったですね。シリーズ中、一番簡単だったかも。ラスボス的なものもワンダとかと比べ物にならないやさしさでした。これぐらいがちょうどいい。プレイ時間も、忙しい自分的には丁度いいかなあ。ストーリーは、シリーズ通してあまりなく、どちらかというと雰囲気、世界観を楽しむ感じ。このシリーズはこれでいいと思うな。

グラフィックは相変わらずとても美しい。トリコの羽毛の動きとか細かく演算されている感じです。まあ、この辺はやりすぎ感もありますね。この辺、時間かけて作っているのだとすると、やりすぎずもっと早く発売して欲しかったかも。まあ、このシリーズは時間かかるというのは諦めてますけど。

ということで、巨大な獣を連れ歩くというなかなか新鮮な体験を楽しめました。結構、人を選ぶかもしれませんが、過去の上田さん作品が好きなら気にいると思います。とにかくトリコかわいいし。

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