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  • 2015/09/21
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misc

NHK 映像の世紀

20150921

教育現場で使うべき。

最近、1995年にNHKで放送された映像の世紀がデジタル・リマスター化されて再放送されている。20年前は、残っている映像ソースをそのまま使っていたが、今回それらのソースを鮮明化して使っている。この作品は、時代感より記録を伝えることを重視しているのでとてもいいリバイバルだと思います。

このシリーズ11回シリーズなのですが、中でも第5集の『世界は地獄を見た』は、ぜひお子様にも見せるべき作品です。第二次世界大戦を描いた回で、戦争の残酷さがフィルタなしで表現されています。普通のニュースなどではぼかしが入るようなシーンもそのまま使われています。これは、自分を含め戦争を知らない世代でもかなりショックを受けるシーンの連続になっています。さらに、第二次世界大戦の経緯も丁寧に描かれているので、侵略側勢力であるドイツ、日本が最後は悲惨な最後を遂げ、侵略戦争をしても文字通り世界を敵に回して終わってしまうということが理解できるでしょう。戦争をリアリティを持って伝えるには恐怖しかないと思うので、恐怖をストレートに描いたこの番組はまさにうってつけの作品と思います。

中でも超恐ろしいシーンが最後の方のアウシュビッツのシーン。死体の山が描かれていて、それをブルドーザーで運ぼうとしているシーンがあります。もはや人間の尊厳とかが一切消滅していてこれが戦争なのかと戦慄します。こういったシーンを補正なしで放送しているのは、やはり戦争の恐怖を描くことに終始しているからでしょう。最後に描かれる原爆投下のシーンも一瞬で街から生物を消滅させるという意味で人間の意味を消失させる出来事を表しています。

第二次世界大戦では、一般市民が数千万人死んでいることからも残虐性が異常な戦争でした。ドイツ、日本と街ごと爆撃するいわゆる無差別爆撃をしていましたし、アメリカも戦争末期には日本を無差別爆撃していました。普通に考えたらありえない攻撃方法ですが、あの時は戦意を喪失させるという目的のもと戦術として使われていたんですね。恐ろしいことです。NHKの紹介にある『「人類の反省」の遺産』という言葉がぴったりです。

とまあ、この映像の世紀シリーズは、とてもよい作品なので、他の回も含めて、一度見てみることをオススメします。


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