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Japanese sub culture and tech.

  • 2015/08/1
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book

プログラミングバカ一代 就職しないで生きるには21

20150801

最大の見所は、大先生がSHIROBAKOの久乃木さんみたいになってるところです。

UEI社長、ケイス淀橋、shi3zでお馴染みの清水亮氏の日記を編集したものという『プログラミングバカ一代』を読みました。清水氏は、自分でも言っているようにビッグマウス系の人柄なので、結構好き嫌いが別れる人と思いますが、自分は純粋にすごいなあと思えるので尊敬しています。会社の友達とかは結構嫌いって言ってるけど。www

この本は、清水氏のサクセスストーリーと言っていいでしょう。元々プログラミングの才能があったのはそのとおりと思いますが、この本の見どころはそこではなくてどんどんすごい人達を自分の仲間にしていくところでしょう。blogを通しておそらくは清水氏を最も大きく育てた森さんの興味をひき、森さんによって未来の方向性が定まっていきます。森さんは本当にすごいなあ。alty partyでお見かけしたときは、シャイなおじさんという感じでしたが、この本見るとすごい豪傑って感じ。森さんとのやりとりがこの本の中で一番エキサイティングでしたね。

ドワンゴ時代もUEI時代もとにかくすごい頼りになる人が窮地を救っているんですよね。これが清水さんの最大の才能ですね。人間をプログラミングすると言っていますが、その前に必要な人間を惹きつける才能、まさにカリスマなんでしょう。

日記だけ見てるとなに偉そうなことばかり言ってるの、と思うのでしょうけど、やっていることをきちんと見れば成果が伴っていることがわかる。ビッグマウスも成功させるためのツールでしかないわけですよ。この辺は、自分も今と違ってSEやっていた頃はよく使っていました。ある程度の見込みは計算しているけど、できるか怪しい状態でお客さんにできますよ、と余裕かましてみたり。その後、すごい勢いで本当にできるか、どうやったらできるか考えるんですけどね。でも、そういう判断や結論の明快さは、相手からすると頼りになるように見える。それに成果が伴えばリスペクトになる。

本読んでると分かるけど清水さんって基本中二病と思うんですよ。これは褒め言葉の意味で。ボクは、孫さんも中二病と思ってる。だって、言ってること基本妄想みたいなこと多いじゃないですか。ただ、それを本気で実行して成功しまうのが、ただの中二との違いなわけですよ。スーパー中二病。でも、未来を作るってのはそういうことですよね。

そんなに分厚い本ではないのでさらっと読めます。あまり役に立つこと書いていませんが、若い人を育てる立場にある人なんかは少し役に立つかもしれませんね。森さん清水さんにやったことや清水さんが今やっていることは、次を育てることで結構参考になります。夏休みにでもちょこっと読んでみるのをオススメします。

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