第18回 文化庁メディア芸術祭
昨年も行ったメディア芸術祭に今年も行ってきました。
毎年六本木で開催されるメディア芸術祭。ここのところ毎年行っています。今回の選出作品を見ると、結構前衛的な表現の近代芸術作品が多かったですね。
デジタル作品らしいものといえば、真鍋さんと坂本龍一の超豪華タッグで制作されたセンシング・ストリームズ。会場意外の場所に設置されたセンサから拾ったデータを映像と音として出力する作品。真鍋さんらしいデジタル作品です。Street View Patchworkもデジタルらしい作品だけど、あまりパッチワークぽくなかったなあ。アイデアは面白いです。のらもじ発見プロジェクトの写真に移った看板の文字を書き換えたりできる作品も面白かったです。文字の長さに合わせて写真に移ったオブジェクトが伸縮したり。
一方でMakerブームらしいハードウェア、オブジェクトインスタレーションがたくさんありました。動いているところは見れなかったですが、Myloidのような大掛かりなものから、handiiiのようなロボット的なガジェットなど。handiiiは製造工程の説明もあって、3Dプリンタ使ってたりなかなか興味深いです。
エンターテインメント部門の大賞がGoogle Ingress。ちょっと意外でしたが、特徴的なビジュアルではありますね。会場にはおっきなポータルオブジェクトが設置されていました。
アニメーションでは、たまこラブストーリーが新人賞とっていましたね。たまこまーけっとはあまりぱっとしなかったけど、たしかにラブストーリーはよくできていました。あと家族のはなしのストーリがとてもよくて、会場で泣いている人もいました。表現方法も面白くて、新聞に配置されたコマを連続撮影してアニメーションにしている。ストーリ、表現共に素晴らしかったです。
マンガは、ちーちゃんはちょっと足りないが面白そう。Kindle版もあるので読んでみよう。アオイホノオも優秀賞とっていましたね。画材とか昔の現行とか置いてあって、なかなか貴重なモノをみれました。新人賞のどぶがわも好きな感じの絵。
前回と比べると、クラタスとかの大物とか自動ゴミ箱とかバカバカしいのがなくて、ちょっとおとなしい感じがしました。毎年テーマを変えている感じですね。メディア芸術祭は、今週末までなので、ぜひ会場まで足を運んでみましょう。人はかなり多そうですが。
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