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C.a.T!

CATch a TAIL!

Japanese sub culture and tech.

  • 5月 29 / 2010
  • 0
engineer

スキャンした本をユビキタスライブラリ化する

ScanSnapで本をPDF化していくわけですが、ただPDF化するだけじゃなく、どこからでも見れるようなライブラリにしたい。
というわけで、以下のようなシステムを構築しました。

したいことは、

  • 普段使いのMacで読める
  • TVの画面で読める
  • iPhone、iPad等のモバイルで外出先で読める
  • スキャン後に面倒なことはしたくない

の4点。
で、システムは以下のようなシステム構成になりました。
f:id:clover-leaf:20100529140217p:image
メディアサーバ(media server) というサーバを1台用意して、こいつにPDFを保存して、いろんなところから見れるようにする作戦です。
宅内のMac(my computer)からは、pKizzyというPDF管理のソフトウェアを使いLANでライブラリを共有するようにしました。
外出したときは、iPhone、iPadのGoodReaderを使ってWebDAVによってライブラリにアクセスするようにしました。
もちろん、直接 iPhone、iPadに転送してもよいですが、ファイル数が増えると面倒になってくるので、必要なときに取りにいけるようにしました。
TVで見る場合は、メディアサーバがHDMIでTVに繋がっているので、メディアサーバでpKizzy+ビュア使って見ます。
この操作には、ロジのdiNovo miniがッピッタリ。
トラックバッドよりトラックボールの方がいいですけど。

今回PDFを見れるようにしますが、既に同じような発想で iTunes ライブラリが共有されていて、いろんな方法で iTunes ライブラリにアクセスできるようにしています。
ムービーをTVで見れるようにもなってます。

スキャン作業の方は、スキャンマシン(scan console) でスキャンした本を、できるだけ手間暇かけずにメディアサーバに転送してライブラリ化します。
これは、MacOSX標準機能の Automator を活用します。
これで、どこにいてもその状況にあった方法でライブラリにアクセスできて、かなり快適です。
自前サーバで運用していますが、WebDAVの部分はDropBox使うとかいろいろ応用はできます。
その辺は、みなさん好きなストレージを使えばよいかと。
私の場合、1000冊とか結構大きなライブラリになりそうなので、確実に有料コースでないと運用できないので、自宅サーバ上に構築することにしました。

構築、利用方法は次回。

  • 5月 17 / 2010
  • 0
engineer

ScanSnap + 裁断器を購入して自炊生活

f:id:clover-leaf:20100517224041p:image:w200

長らく迷っていたScanSnapによる本のPDF化にようやく踏みきりました。

現在の蔵書量を考えるときっと満足する買い物になるはず。

買ったのは定番の、ScanSnap S1500(M)PK-513L です。

さっそくマンガを使って練習してみました。

基本工程は、

1. 外側の表紙をはがす

慣れるとスルっとはがせるようになります。

ただ、あまり乱暴にすると多分やぶけてしまいます。

表紙、背表紙を順に丁寧に引っぱれば問題なし。

2. 1cm以上の厚みがある場合は分割

裁断器で切るときあまり厚いと切れないので適度に分割します。

分割するところでガバっと開ききってしまって、カッターで上からスルスル割きます。

ページを両サイドに開くように力を少し入れながら切ると、カッターの移動もスムーズ。

3. 表紙(カバー)を切る

まず、切る幅の設定ですが、本来の幅より5mm程度引いた幅で裁断します。

コミックなら12.5mm。

本によってはちょっと絵が切れたりしますが、製本状態ではどうせほとんど見えない境目なので気にしたら負けです。

最初に、表紙(カバー)を切ります。

まず、舌の部分を折りたたんだまま中心部分を裁断します。

切れたら、舌の部分を広げて、今度は舌の方を刃に向けて切ります。

これで表紙(カバー)ができます。

4. 表紙を切る

これはそのまま表紙の端をスケールにあわせて、中心部分を裁断。

5. 本体を裁断

これもそのままのりづけされている本の中心部分をザクっと切りおとします。

力を入れなくてもあっさり切れるので、ハンドルをぐいぐい押し付けしなくてもいい。

切ったらパラパラっとめくってみて、ページ間が繋っていないか軽く確認。

よくあるのは、カラーページと普通のページの境目はのりづけが多めなので、くっついていることがあります。

くっついていたら手でひっぱって分けます。

6. 裏表紙を切る

4で残った裏表紙の背の部分を切り落します。

4でやってもいいけど、順番に重ねていった方が作業がスムーズ。

7. 裏表紙(カバー)を切る

3で残った裏表紙(カバー)の背の部分を切り落します。

舌の部分も3と同じ要領で切ります。

これで裁断完了。

8. ScanSnapping

ScanSnapでスキャンします。

主な設定は以下。

  • 読み取りモード
    • 画質の選択: スーパーファイン
    • カラーモードの選択: カラー
    • 読み取り面の選択: 両面読み取り
    • 継続読み取りを有効にします: チェック
  • 読み取りモード > オプション
    • 文字をくっきりします: チェック
    • 白紙ページを自動的に削除します: なし
    • 文字列の傾きを自動的に補正します: なし
    • 原稿の向きを自動的に補正します: なし
  • ファイル形式
    • ファイル形式の選択: PDF
    • マーカー部分の文字列をPDFキーワードにします: なし
    • 検索可能なPDFにします: チェック
    • 対象言語: 日本語
    • 対象ページ: 全ページ
  • 原稿
    • 原稿サイズの選択: サイズ自動検出
    • マルチフィード検出: 重なりで検出(超音波)

ここで注意は、あまり一度にたくさん読み込ませないこと。

ジャムったり、複数枚同時にスキャンしようとしてしまったりエラーが起きやすくなります。

障害が発生するとかなりの確立でスキャン停止して、直してから継続スキャンできますが、時間のロスなので、小分けにした方が賢いです。

私は、30P弱にしてます。

30Pセット、スキャンボタン、スキャン完了、30Pセット、スキャンボタン、スキャン完了… を繰り返します。

9. 保存

保存するファイル名は、『[著者]作品名』という名前で保存します。

これは、管理ソフトに持っていくときに使います。

10. 管理ソフトに登録

このへんはややこしいので後ほど別エントリで書こうと思います。

こんな感じで慣れると数分で1冊処理できるようになります。

ScanSnapがまじ高速ですごい。

少しずつしかできないけど、徐々にスキャンして部屋を広くするぜ。

  • 5月 06 / 2010
  • 0
movie

Alice in Wonderland

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監督: ティム・バートン

2010年 アメリカ

AVATORに続いてIMAX 3Dの美しい3D映像で楽しみました。

ティムバートンによる、ちょっとおかしな不思議の国のアリス

ティムバートンということで、アリスらしさが消えてしまうのではないかと思っていましたが、これがなかなかよくできています。

キャラクタなんかは、かなりデフォルメされてやりすぎ感はありますが、全体的な空気はちゃんとアリスしてます。

むしろ絵的に退屈しないので、お子様にもとっても楽しい作品。

期待してましたが、期待どおりの楽しい作品でした。

3Dについては、慣れてしまったのかあまり効果的な演出として感じなかった。

普通に2D版でも十分楽しめると思います。

最後のジャバウォックとの戦いも迫力あってよかった。

デザインもオリジナルのテニアンのものに近くてカッコよかったし。

チェシャネコもかわいいし、動物系のキャラデザは全体的によかったです。

こういう長く親しまれる作品は、時代にアレンジがされて何度もリメイクされて見比べるのも楽しいです。

大人からお子様まで楽しめる作品でした。

  • 5月 06 / 2010
  • 1
android

GDD PhoneをCyanagenMod5(CM5)にしてEclairizeしてみた

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GDD Phoneは、非力なためAndroid1.6から公式ROMアップデートは期待できないのですが、2.1系ROMでもCM5が爆速と聞いたので試しに入れてみました。

結果、GDD Phoneでもかなり実用速度でした。

インストールは多少面倒だけど、その分遊べるのでもてあましている人は試しにやってみるのオススメ。

インストール手順を簡単に書いておきます。

多分、他の方法もあるような気がします。

前提としてAndroidSDKやらfastbootなどは母艦に導入済みとします。

以下は母艦はMacとして説明します。

1. 公式1.5に戻す

公式1.6のROMを入れていたので一旦1.5に戻します。

GDDJのページからAndroid 1.5のシステムイメージ(ダウンロードページの記述は違いますがダウンロードされるファイル名はsigned-jdd-img-150785.zipです)を入手しておきます。

端末を母艦にUSB接続しROMを更新します。

# fastboot-mac erase userdata

# fastboot-mac erase cache

# fastboot-mac update signed-jdd-img-150785.zip -w

うまくいけば勝手に再起動します。

これで、1.5に戻りました。

2. 1.6+rootedに更新する

1.6のROMでrootになれるようにします。

GDDJのページからAndroid 1.6のリカバリイメージ(signed-jdd-ota-14721.zip)を入手しておきます。

次に、コムギドットネットさんによるパッチota1.6su_patch.zipをダウンロード。

それぞれ解凍したらota1.6su_patch.zipのファイル群をsigned-jdd-ota-14721.zipにコピーします。

# cp -r ota1.6su_patch/system/. signed-jdd-ota-14721/system/.

次に、blogSetomitsさんによるパッチを入手してsigned-jdd-ota-14721.zipのファイルを上書きします。

まず、update-scriptを入手します。

これには少し手を加えます。

エディタなどで71行目から261行目のsymlinkの各エントリを置換します。

具体的には、symlinkの第一引数、SYSTEM:xbin/busybox を busybox に置換してください。

SYSTEM:xbin/ がいらないってことです。

置換したら保存して、signed-jdd-ota-14721/META-INF/com/google/android/update-script に上書きコピー。

続いて、updater-script を入手して、これはそのまま signed-jdd-ota-14721/META-INF/com/google/android/updater-script にコピーします。

で、更新した signed-jdd-ota-14721 を再度zipします。

:signed-jdd-ota-14721# zip -r update.zip META-INF boot.img radio.img system

次に、このzipを署名するため Auto-sign.zip をここからダウンロード。

解凍したら、Auto-sign ディレクトリに update.zip をコピーして(元々Auto-signに入っているupdate.zipは消す)、以下を実行。

:Auto-sign# java -jar signapk.jar testkey.x509.pem testkey.pk8 update.zip update_signed.zip

署名済みの update_signed.zip を端末のSDに転送。

:Auto-sign# adb push update_signed.zip /sdcard/update.zip

転送し終ったら一度電源を切ります。

で、HOMEボタン+電源ボタンで起動してリカバリモードで起動します。

ビックリマークが表示されたらもう一度HOMEボタン+電源ボタンを押します。

メニューが表示されるので、

apply sdcard:update.zip [Alt+S]

をトラックボールで選択してクリック。

更新が始まります。

更新が終わったらメニューで、

reboot system now [Home+Back]

を選んで再起動します。

再起動したら、

# adb shell

$ su

#

とsuできたらOK。

3. リカバリツールRA-sapphireを使ってSDカードの準備

カスタムリカバリツールのRA-sapphireをここから入手します。

たくさんファイルがありますが、recovery-RA-sapphire-v1.6.2G.imgを使います。

Gシリーズならどれでもいいです。

適用の仕方はいろいろありますが、fastbootがオススメ。

一度電源を切って、BACKボタン+電源ボタンで起動します。

これでFASTBOOTモードで起動します。

起動したら、母艦から

# fastboot-mac flash recovery recovery-RA-sapphire-v1.6.2G.img

してリカバリツールを適用。

MENUボタンで一度電源を切り、HOMEボタン+電源ボタンで起動してリカバリモードで起動します。

起動すると、RA-sapphireのメニューが表示されます。

以降の操作はSDをフォーマットしてしまうので、必要なものがあればあらかじめバックアップしておいてください。

Partition sdcard -> Partition SDを選択してSDを再構成します。

swap、ext領域のサイズをそれぞれ指定します。

64M, 512Mをそれぞれ指定します。

これはお好みでいいです。

swapはまんまswapとして使えて、ext領域はアプリのインストールなどに使えます。

余りは普通のFAT領域として利用できるので、音楽データなどに使えます。

領域の確保か終わったら、メニューでext領域をext2->ext3、ext3->ext4に順次変換します。

これでSDの再構成は終り。

BACKボタンで最初のメニューまで戻り、一番上のアイテムを選んで再起動します。

4. CM5のインストール

ここから update-cm-5.0.7-DS-test2.signed.zip と gapps-ds-ERE36B-signed.zip をダウンロードします。

gapps-ds-ERE36B-signed.zip は、Webページ上違う名前(EPE54B)で書かれていますが、落とすと gapps-ds-ERE36B-signed.zip です。

これらをSDカードに入れます。

# adb push update-cm-5.0.7-DS-test2.signed.zip /sdcard/update-cm-5.0.7-DS-test2.signed.zip

# adb push gapps-ds-ERE36B-signed.zip /sdcard/gapps-ds-ERE36B-signed.zip

で、再度RA-sapphireで再起動します。

これがよく分からないのですが、再度3の手順のSDカード再構成の直前までの手順を実行、つまり再適用しないと起動しません。

これが正しい手順なのかわよくわかりませんが、とにかくRA-sapphireで起動します。

で、メニューで Wipe -> Wipe data/factory reset 及び Wipe Dalvik-cache を選択してお掃除します。

終ったら、Flash zip from sdcard を選び、update-cm-5.0.7-DS-test2.signed.zip 、 gapps-ds-ERE36B-signed.zip を順番に選んで適用していきます。

終ったら最初のメニューから再起動します。

この再起動はかなり長い(Xマークがうねうね動くのが延々続く)ですが、コーヒーでも飲みつつ気長に待ってください。

次回起動はそんなに長くなりませんので、ご安心を。

これで CM5 化まで完了。

5. もろもろ設定

日本語フォントを入れます。

日本語フォントは好きなTrueTypeフォントファイル(ttf)を入手して、DroidSansJapanese.ttf という名前にリネームしておきます。

私は、MeiryoKeを使いました。

これを端末に転送。

# adb push DroidSansJapanese.ttf /sd-ext/DroidSansJapanese.ttf

で、systemにシンボリックリンクを貼って適用。

# adb shell

# mount -o remount,rw /system

# ln -s /sd-ext/DroidSansJapanese.ttf /system/fonts/

これでフォントはOK。

次にswap。

これは、blogSetomitsさんに習って、/etc/fstabに

/dev/block/mmcblk0p3 swap swap rw

を追記。端末にGScript をインストールして

swapon -a

というスクリプトを登録して、手動適用するようにしました。

これでCM5を楽しめるようになります。

  • 5月 06 / 2010
  • 0
movie

THE HURT LOCKER

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監督: キャスリン・ビグロー

2008年 アメリカ

アカデミー賞監督賞ということで観にいきました。

正直、そんなに面白いとは感じなかった。

これってプロパガンダ?

ストーリーにオチがないというか、そして今日もアメリカズアーミーは命をかけている、的なオチ。

今や、メディアが多様化して情報がたくさん入ってくるので、あの戦場が酷いことは分かる。

もちろん表面的にだけど。

その辺の深いところを表現するのかと思ったらそうでもなく、なんかクレイジーな兵隊が爆弾処理してるだけ。

アメリカ人は当事者として感じるものがあるのかわからないけど、ちょっと表現がプアだった。

唯一、音関係はよかった。

特にエンディングテーマは。

まあ、作品的には劇場で観ることもないかな。

音がいい感じなので、それなりの音響持ってる人ならDVDとかでいいと思う。