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  • 2015/07/27
  • 2
event, music

THE BRINK OF TIME 光田康典 & Millennial Fair

20150727

もう20年なのですね。

光田康典さんの作曲家20周年記念ライブ「THE BRINK OF TIME 光田康典 & Millennial Fair」に行ってきました。光田さんのライブは何度か言っているのですが、なんど行っても飽きません。

今回のライブは、当初は1公演の予定だったのですが、予想をはるかに超える応募があったそうで、急遽4公演に増やされました。自分は、運良く1公演募集の時にあたっていたのですが、こんなにファンが居るというのを知って、正直驚きとうれしさがこみ上げます。ゲームやアニメの作曲家さんも認められるようになったんだなあ。行ってみて驚きだったのがその女性ファンの多さですね。昔もちらほらとは居ましたが、ここまで多くなかったです。半数女性だったかも。黒執事のサウンドとかやったからでしょうか。これはいいことですね。

ライブは、東京グローブ座という小さめのホールで開催されました。700人ぐらいの規模です。ですので、ミュージシャンとの距離がすごく近くて楽しかったです。狭いステージに山ほど楽器を並べて、曲ごとにとっかえひっかえするんで、本当に多彩な音が楽しめました。光田さんも今回はストリングをいろいろ弾いていましたね。光田さんとやるのは10年ぶりというZAVADAK吉良さんと壷井さんのお二人もノリノリでした。多弦楽器の分厚い音、踊るように弾くフィドル、とにかく迫力がありました。10年前に一緒にやったという大崎ゲートホールでの、キリテ発売記念のライブは、実は参加していました。故河井英里さんが歌われていて、すごく神秘的なライブだったことを覚えています。もうあれから10年なんですね。尺八は、おなじみの神永さん。神永さんメインで川崎で開催された光田さん曲がテーマのライブも行きました。これももう5年ぐらい前じゃないかなあ。スクウェア絡みで、下村陽子さんと谷岡久美さんがいらっしゃっていました。ボーカル陣は、サラ・オレイン、霜月はるか、井上愛の3名。霜月はるかさんが一番古いお知り合いなんですかね。こんな豪華なメンバーで本当に多様な曲が演奏されました。

セットリストはこんな感じ。

* M01: 予感、CHRONO TRIGGER、時のみる夢
* M02: MELKABA
* M03: Sailing to the World
* M04: ヴォルフィノーの市
* M05: 風の約束〜花片の行方
* M06: SMALL TWO OF PIECES〜軋んだ破片〜
* M07: 風の憧憬
* M08: Lime Odyssey
* M09: Beyond the Sky
* M10: 人が語り継ぐ限り
* M11: 邂逅〜闇の帷
* M12: オープニング、つぐない、魔王決戦
* M13: 黒執事 Book of Circus メドレー
* M14: Ring、炎を駆けるラルゴブリッジ
* M15: Astaroth-8minute note mix
* M16: Dream As One
* M17: Radical Dreamers〜盗めない宝石〜
* M18: BALTO
* M19: Pain
* M20: 希望の名は

アンコール

* M21: CRONO CROSS 〜 時の傷跡 〜
* M22: 遙かなる時の彼方へ 〜 クロノとマール
* M23: KAHAN

光田さんのオリジンと言えるクロノトリガーから、同じく代表作となったゼノギアス、自身のオリジナル作品としてリリースしたキリテ、アニメ劇伴やサラの歌まで、幅広い光田さんの魅力が披露されました。ボーカル曲も多く歌われたのですが、オリジナルの歌と異なるアーティストが歌うのもまた面白かったです。サラの歌うSmall Two of PiecesやPainは、サラ独自の解釈で歌っていてオリジナルとは違う魅力が出ていましたね。あと、キリテの曲が多めだったのもうれしかったです。キリテの中で一番好きな「希望の名は」もしっかり歌われて盛り上がりました。

演奏面では、やはりホイッスル系の音が面白かったですね。光田さんティン・ホイッスルとか好きだからねえ。唯一と言っていい和楽器の尺八は、聴いてみるとすごくいいアクセントになっていて、曲をすごく特徴的にしてくれます。ストリングの重厚な音も大迫力でした。

そして、アンコールは、やっぱりクロノ・クロスのOP「時の傷跡」ですよ。これを演奏しないなんてありえませんからね。相変わらず超盛り上がる演奏でした。特に、ヴァイオリンがすごい迫力なんですよね。サラと壷井さんのダブルで弾くので本当すごい迫力でした。そして、最後はやっぱりLAHANでした。これは、神永さんが川崎でやった時もそうでしたね。これを最後にやるのは、みんなで大合唱できるからですね。会場がハンドクラップとLaLaLaの合唱に包まれます。演奏者も超楽しそうに演奏するもんだから、本当にHappyな空間でした。小さい箱だからこその一体感というのでしょうか。いいですねこういうの。

久しぶりの光田さんのライブでしたが、大満足でした。劇伴など活躍の場を増やしていく光田さんは、これからも期待できそうですよね。次は25周年あたりでまたライブしてくれそうです。それまで、またたくさんのステキな曲を作ってほしいです。また、キリテのようなオリジナル作品も作って欲しいですね。楽しい時間をありがとうございました。

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