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CATch a TAIL!

Japanese sub culture and tech.

  • 2014/07/1
  • 0
engineer, event

July Tech Festa 2014に参加してきました

20140701

先週の話ですが、July Tech Festa 2014に参加してきました。
基本インフラエンジニア向けのセッションが中心です。

Dockerのエンタープライズ開発での活用モデル

最近すごい勢いで利用されているDocker。
情報的には既に知っていたことがほとんどでした。
パフォーマンスがほぼ生ホストと変わらなかったり、起動が速かったりサービスの構成の考え方を結構ドラスティックに変えるのですごい興味持ってます。
Googleは独自だけどコンテナ実装作って、たくさんコンテナでサービス運用してますよね。
ただ、この発表では本番系にはまだ使っていなくて、テスト系のみとのことでした。
まあ、本番系で使うにはアプリの検証とか十分にしないと、まだちょっとこわいですね。

フロントエンドで普及が進むビルドツールたち — Grunt、gulp ほか

すっかりフロントエンドに触れなくなってしまったので面白かったです。
Gruntぐらいは少し知ってましたが、最近はgulpというやつなんですね。
また、最近はクライアントテストはnodejsを基盤環境にして構築されているんですねえ。
確かに、テストサーバとか簡単に作れるし納得できる。
browser-syncが、複数ブラウザを使ったページ遷移の同期、というかイベント同期なのかな。ああいうのマルチプラットフォームのテストにすごい便利だなあ。
ちょっと感動した。
この辺は、あまり使わないんだけど、ちょっと知ってるとちょっとしたデモ作るときなどに役に立ちそうなので今度試してみよう。

ご注文は運用自動化ですか?

SerfとConsulの紹介が中心でした。
Serfは、とてもシンプルな設計で使いはじめるのも楽でいいですね。
障害検出、メンバ管理、イベント管理あたりの運用基本機能に絞ってシンプルさを追求。
思想がgangliaに近い。
マスタレス(誰でもマスタになれる)な設計は対象障害性も高いんで安心感もある。
全ノードにイベント発行とか、mcollectiveみたいなこともできてメンテ屋にはうれしい。
Consulは、データストレージとかマルチデータセンタとか機能豊富だけど、まずはサービス監視かな。
HTTP、DNSで簡単にステータス取得できるハンディさがいいね。
ちょっと会社の内部サービスで試してみたい。

話題のOpenFlowをフル活用! OpenVNetで仮想ネットワークを実現しよう!

OpenVNet自体のことを聞きたかったのですが、ネットワーク一般知識やOpenflowの知識の説明が中心でちょっと残念。
OpenVNetは、公開されたころちょっと使ってみたんだけど、本格的にテストとかで使いたいと思いつつ、いまいちノウハウためる時間がなくて今回丁度いいと思ったんですが。

大規模エンターテイメントサイトを支える技術 ― DMM.comの裏側をお見せします

謎に包まれたツチノコ軍団DMMが登場。
すごい面白かったです。
固いチョイスをしているんだけど、更新をしっかりしていっているので、決して古臭いインフラではない。
こういう更新って実際問題なかなかできないので、DMMの技術力の高さが伺えます。
このセッションはメモをぬるっと書いておきます。

インフラ

  • ピークトラフィック80G
  • ダークファイバでセンター間接続
  • 3東京、1九州センター
  • 物理2500、仮想2000台
  • コア以下はファブリック
  • Juniper QFabric
  • LB 50台
  • VMware+KVM
  • エッジファブリック
    • Juniper Virtual Chassiss
    • VCS
    • Openflow(あまり使ってない)
  • Ansible
  • ツール群は特に制限していない

負荷分散

  • GSLB-SNAT-L2DSR(A10,LVS)

動画サービス

  • GlusterFS
    • FUSEマウントしている
    • 汎用2Uサーバにハードディスク積んでクラスタ化
  • 300台でエンコーディング
  • 基本自動化だが、予測外のアクセスのためコンテンツの移動を監視員も使ってやってる

クラウドの利用

  • CDN、パブリッククラウドも使ってる

面白そうな最近のネタ

  • NANDフラッシュ使ってる
  • 4TB SSD使ってる
  • NAND使ったGlusterサーバ並べて画像ストレージ化
  • fluentd+elasticseatch+kibana

運用

  • Nagios
  • Munin
  • Zabbix
  • Icinga
  • MRTG
  • SmokePing
  • SNMPベースよりエージェント型の方が良いと思っている

チーム

  • 朝会による情報共有
    • 1時間やる(障害対応などの判断も含めて)
    • 進行役、議事録担当は持ち回り
    • 報告事項は、議事録に事前に入力しておく
  • racktables, jira, confluence
  • 購入は即決稟議
  • 勉強会
    • 得意なところを持ち寄って共有を図る

今後

  • 自社クラウドのためOpenstack, CloudStackなど試してる
  • ツチノコクラウドとかリリースしようとしている
  • ピアリング AS23620
    ** 友だちになってください!
  • データセンターの継続的見直し
    ** 3,4年に一回見なおして、5年目ぐらいに引っ越し
  • 今後、あちこちに顔出しする
  • 恵比寿オフィスの21Fにオープンスペースを作った

racktablesとかツチノコblogで見て、早速自分のチームのサーバ管理に使いました。
elasticsearchとkibana使った可視化は、前から気になってるんだよねえ。
fluentdは、クラスタのログ監視、アラートにちょっと使ってみてる。
うーん、DMMはいろいろ試していて楽しそうだなあ。

午後からでしたが、とても楽しめめました。
このイベントは2回めかな。
家から比較的近いので気軽に行けるのでね。
特にDMMの話は興味深い内容でした。
来年も時間が許す限り参加したいと思います。


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