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Japanese sub culture and tech.

  • 2009/11/3
  • 0
misc

だから、あずまんがの主人公は大阪なんだって

http://ecx.images-amazon.com/images/I/5155r%2Bv62JL._SL500_AA240_.jpg
あずまんがといえば、今や「よつばと!」のあずまきよひこがずいぶん昔に描いた漫画。
その10周年記念のムック的な「大阪万博」を買った。
あずまんがというと大学から社会人かけだしの頃だっただろうか。
最初の頃はあんまり人気なかった気がするなぁ。
あの頃はよく布教活動とかしてたけど、面白がる人とふーんって感じの人が半々ぐらいだった。
「らき☆すた」みたいな反応。

前半が、よつばスタジオで制作したグッズとか販促物とかがずらりと載っていてなかなかのボリューム。
よつばスタジオの里見さんの存在は、漫画家のオフィスにおいて企画と漫画家の分業が大成功している数少ない例じゃなかろうか。
この人が居なかったらあずまさんの漫画の売れ方もずいぶん違った気がする。
販促品とかポスターのデザインセンスが良すぎ。
すごい好き。
この辺好きな人はあわせて読みたい、idea magazine
もう売ってないのかな。

後半が、いろんな漫画家が描いたアンソロ作品。
Amazonで酷評されまくってるわけですが。
アンソロと言っても自分の作品を持っている人が描いているわけで、あずまんがという題材を使って自分の作品を感じさせないといけない。
そういうわけで、あずまんがと各漫画家の作品を両方知らないとああいう意見になってしまうでしょう。
なぜか「きらら」系の漫画家が多くだいたい全員の作品を読んでいたので私は楽しめました。
面白かったよ。

あずまんがは、萌えとかキャラモノが前に出だした時代で、あまり展開がなくゆるい日常を描く作品の先駆けだった。
「らき☆すた」とかもこの辺からきてると思う。
ああいう作品は、がばっと人気が出ないので短命に終ることが多かったけど、メディアワークスお得意の多メディア展開にうまく乗ってのりこえた。
今は、サイクルを回すモデルが全盛なので漫画もアニメも更に短命になった。
こうなるとなかなか10周年とか祝える作品もなくなってきて、なんだか寂しい限りです。

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