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C.a.T!

CATch a TAIL!

Japanese sub culture and tech.

  • 2月 01 / 2009
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engineer, event

Adobe MAX 2009 JAPANに行ってきた

f:id:clover-leaf:20090202005842p:image
怪社の仕事に関係ないので怪社休んで昨年に引き続き行ってきました。
聴講したのは以下の通り。
一日目はほぼ全て英語で疲れた。
二日目は体調悪くて最後まで居れなかった。

一日目

  • 基調講演

この不景気にバルーンから登場したりかなり派手だった。
昨年に引き続きNTTDocomoがステージに登場してAdobeとの蜜月っぷりをアピールしてた。
昨年は今は辞めてうさん臭い仕事してる夏野氏が登場してひたすらDocomoに対する愚痴を言っていて不愉快だったが、今年はどうしていきたいかということが明確に出されていてよかった。
デザイナとディベロッパの距離を縮めることに注力しているAdobeのメッセージも明確。

  • Flex4/AIR/CS4 によるデザイナー&デベロッパーのワークフロー革新

(クラスメソッド株式会社 杉浦氏)
主にFlash Catalystを使った開発ワークフローの説明。
とても分かりやすかったです。
Catalystが吐くMXMLコードがメンテ性悪いとか問題点も整理してくれていたことが参考になりました。

  • クリエイティブ・インスピレーションNew Works[FITC session]

(Greg DeMichillie)
レッドブルをがぶ飲みしながら離すかなりクレイジーな人。
技術的なものよりどうやってインスピレーションを得るのかみたいな話で、全然難しい話ではなく面白かった。
日常のいろんな場面からインスピレーションを得るという話は、あー、大体同じようなところ見てるなーという印象。
なんかクネクネした構造物とかコントラストがきつい色彩とか。
アルゴリズミックデザインの一連のデモはすごく楽しかった。
こういうのが芸術として認められる時代になったんだなぁ。
数年前にproce55ingで作られたデモを見て惚れ込んだものだが、楽しい時代になってきた。

  • Flash Catalyst(コードネーム’Thermo’)のご紹介

(Ryan Stewart)
CatalystのAdobeによる説明。
セッション後にCatalystとFlexBuilder Gunboのプレビューが配布されました。
確かにデザイナがよりエクスペリエンスデザインに介在することができるようになるのは分かるんだけど、デモを見るとやはりCatalystはIllustrator、Fireworks、Flashに組み込まれるべきだと思う。
正直Ai,PS,FW <-> CL <-> FxというCLを挟むステップが面倒すぎる。
Ai上で直にデザインできるべき。
これ以上製品ラインナップを広げられるのはちょっとね。

  • プロフェッショナルのピクセルコントロール[FITC session]

(Ralph Hauwert)
やたら恋人の写真のコラージュを見せてた。
この手のアートはどうやって作るのかいまいちよくわからないのだが、多少は理解できたかな。
要するに抽象化なんだと思った。
特定の特徴的なピクセルをサンプルして別のシンボルに置き換えるってことなんじゃないかな。
ただ、この手のコラージュはコントロールがすごく難しそう。

  • Beyond the Knowledge~ 想像力が世界を変える [FITC session]

(Erik Natzke)
このセッションも多くのデモを取り混ぜながらとても楽しかった。
メガデモぽいデモをたくさん流していた。
この手のデザインは音楽と一緒にすることによって随分印象が変わってくる。
音楽もこだわっている感じ。
iTune8で採用されたflight404のビジュアライザとか、音楽と同期したアルゴリズミックデザインがここのところたくさん作られているからね。

  • スペシャルイベント:Technology Sneak Peek

今年も開発中の技術のデモとかいろいろ見せてくれました。
今回は、野良Ajaxライブラリの簡単組み込みとMSのPhotosynthっぽいやつが一番人気だった。
みんなPhotosynthを見たことがなかったのか、えらい驚いていた。
いや、もちろんすごいことはすごいんですけど。
個人的には、動画からメタデータを自動生成する技術の方がすごかった。
音声認識して再生と同期してテキストをトレースしたり、ワード検索してそのワードを離すタイムラインに飛んだりすごい。
Premiereとか最近どうなってるか知らないので、実はすごい機能が乗っていたりするのかな。
いや、毎年このイベントはすごい楽しいです。

二日目

  • 基調講演

AdobeCS4のデモを次々に紹介。
これ見ててやっぱりAdobe + Macromediaの合併ってのは大成功だなと感じた。
Macromedia発祥のFlashプラットホームに、デザイナが介入するルートを構築して見事にCoolなアプリ、サービスを構築するプラットホームとして進化された。
今後、家電やら携帯やらを巻き込んでFlashは拡大するでしょう。
ただ、次の変化が起きようとしているWebにはどういう技術を突っ込んでくるんだろう。
いろいろ考えつくし、これは自分の仕事でもあるので非常に楽しみな世界。
クラウドとか強調していたけど、もう次を考えているはず。

  • 映像とプログラミング

(tha 中村氏)
ワードで書いた適当なメモでプレゼンでちょっと面白かった。
たくさん作品を見せてくれたので飽きませんでしたね。
作品のインスピレーションを得る過程が結構説明された気がした。
現実の何かを画面内にある特徴を極度に増幅して投影させるって感じなのかな。
デモで流していた物理計算しながら最後に奇跡的にブロックが積み上がるやつとかそうだよね。
人間が心地よいと感じたり面白いと感じたりする部分を増幅してうまくいってるんだと思う。
時計を多用してリズムを出すのもそういう効果なんだと思う。
聞いてる途中でひとつひらめいたしかなり楽しいセッションでした。

  • [Flash] アイデアの実装:コントロールと最適化

(Roxik 城戸氏)
昨年も聞きましたが、今年はより初歩的なところから説明してくれてよかったです。
昨年同様ライブラリを使わずに自分で3Dの計算を書く方が理解が進んで、どんなコントロールでもできるということをアピールしてましたね。
エコだ動物園とかの異常な軽さとかは多分その辺のFlash3Dライブラリでは得られない。
最適化はすごくこだわっていると言っていたので、そういうチューニングにも気を使うなら全部自分で作るのがいいんでしょうね。
でも、あれ一人で作ってるってすごすぎ。

  • ActionScript 3.0 におけるパフォーマンス向上のヒント

(野中氏)
ActionScriptというよりはプログラム一般に言えるパフォーマンスTipsだったかな。
勉強になりました。

二日間すごくエキサイティングなイベントでした。
まず今年はFITCのセッションが丸一日あってうれしかった。
日本に居ながらFITCのセッションが聞けるとは。
この不況だけどAdobeの開発陣はまだまだ元気だ。

  • 11月 08 / 2008
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engineer, event

Adobe MAX 2009 JAPANのサイトの作りがヒドい

Adobe MAXのJAPANサイトがオープンしていますが、その作りがちょっとヒドい。

確かにきれいなデザインなんだけど、とにかく使いづらい。

セッション登録画面は、マウスのオーバーライドでポップアップが上がるんだけど、こいつが後ろのセッション一覧を隠してしまうので、自分が見たいセッションを選択するのに一苦労する。

これは、使っていれば分かる話で、明らかにセッション一覧の該当項目をクリックしたときにポップアップするように設計すべきでしょう。

要するに、あのマウスオーバーポップアップは不要で、いきなり説明と登録ボタンが配置されたポップアップをセッション一覧のアイテムをクリックしたときに表示すればいい。

同じように個人情報登録画面も、あるアイテムを入力しているときポップアップで説明が表示される。

これも、他のアイテムの入力欄を隠してしまうので、隠れた項目を選択しようとするとポップアップが邪魔。

ポップアップする場所を今入力しているアイテムからもう少し離すだけでだいぶ使いやすくなる。

あと、トップで流れるケビンリンチとかのムービー。

字幕が表示されるんだが、ビデオの一覧が字幕とかぶって表示されているため、全く読めない。

これはヒドい。

テキストに関してもあちこち切れたりしていて読めないものがあったりする。

ユーザエクスペリエンスが重要だ、とか言ってるAdobeなのに、なんでこんなしょんぼりなサイトを公開してしまったのだろう。

チェックする時間がなかったのかな。

それとも丸投げ?

  • 8月 28 / 2008
  • 0
engineer, event

パネルディスカッション「文明と文化とAR」 – 鈴木健、安倍吉俊、田中泰生

今、一番ホットなARがテーマ。

とはいえ、結構哲学的な話でした。

ARってようは見たいけど見えないモノを見せる、見せることにより事象の認識を補助する、とかできる技術で、人間の思考とか認識とかなりリンクするもの。

だからああいう議論に向くのは正しいんだと思う。

安倍さんの回螺とかは、意識して読まないとこのテーマとのリンクしづらかったと思うけど、誰かと知覚を共有するとかいう表現はまさにこのテーマの延長線にある話で。

なかなか濃い話でした。

  • 8月 28 / 2008
  • 0
engineer, event

特別展示 オリンパス未来創造研究所

電脳メガネできてるじゃん。
電脳メガネ慧眼、意外にしっかり作られていてびっくりした。
実際に装着してみましたが、投影装置としてはなかり実用が近い感じでした。
むしろ投影するデータをどう生成するかっていうところが全然遅れてる。
こりゃ、でかいビジネスチャンスだわ。
  • 8月 28 / 2008
  • 0
engineer, event

カウボーイセッション

drikin – dolipoに学ぶSNS活用型開発手法

dolipo使ってます。
コミュニティとか使って開発の一部を楽しよう、という話は、個人レベルの開発だけじゃなく企業レベルの開発でも重要になってきてる。
Adobeとかは、最近そういうのうまいこと活用してる。

蒲地輝尚 -「はじめて読む486」ができるまで

マシン語やろうぜという話。
基礎を押さえておくのは確かに重要だけど、知らなくてもいい世の中であることも確か。
自分の仕事もそういう面倒なことを隠すことだし。

松田晃一 – 仮想社会計画

10年前ぐらいにやっていたSONYのメタバースの話。
確かに基本コンセプトはSecondLifeと全く変わっていない。
SecondLifeが成功したのかは微妙だけど、少なくとも話題にはなった。
そういう意味で技術は繰り返しというのを感じた。

鈴木健 – 私的所有の生物学的起源

言いたいことは分かったんだけど、起源と同時にだからこうなるべきでは、という提案も欲しかった。

小野和俊 – World of Warcraft Hacks

WoW(World of Warcraft)ってあんなにユーザがいるとは知らなかった。
ゲームも下手に機能を実装するより、APIをしっかり作っておいてユーザに拡張させる方が盛り上がるんかね。

楠正憲 – History of Windows and beyond…

Windows1.0から実際にエミュレータで見せてくれた。
個人的には根本的には変わってないな、と感じた。
多分、マウス、キーボードっていうインタフェースが変わってないからなんだろうな。
今後、タッチパネルとかがメジャになったらがらっと変わりそう。

近藤誠 – 私とMacとiPhoneと

ゲームポリモーフィズムは、ずっと考えられていたことだと思うけど、どっちかというと政治的な背景からメジャにならないんでしょうね。

筧豪太 – 新しいデスクトップ環境の提案

カービィーでファイル操作。
ハードハック熱いなぁ。
やりてーなぁ。
デモをAIRで実装してたのもすごい興味をひいた。

稲見昌彦 – 人間のI/OをHackする

光学迷彩とか変な電極体に付けてリモコンで人間を操作とかマッドサイエンティストすぎる!

  • 8月 28 / 2008
  • 0
engineer, event

Playstation CAMPの紹介

Podcastでも出演していた、トロチチさん、北川さんがPS CAMPを紹介。

大体、Podcastで話してた内容。

ああいう育てようとする活動を続けているSCEは、なんだかんだ言ってすごい会社だと思う。

  • 8月 28 / 2008
  • 0
engineer, event

alty party

ANODOSのaltyさん主催のパーティー。

あちこち報告が上がっていますが、豪華すぎて笑うしかなかった。

入ったとたん、4人のカウガールがA!L!T!Y!とか踊ってるわけですよ!

十人以上コックが並んでるし。

メシも酒もめっちゃうまかった。

ANOBARも見れたし大満足。

おみやげのサイバースペースカレーボーイは…サイバー過ぎる。

  • 8月 28 / 2008
  • 0
engineer, event

全体的に…

最初に全体的に感じたこと。

昔はコンピュータっていうと人間に対して異質、異なるモノ、という扱いだったけど、それがここ数年でずっと人間との距離が縮まったことを実感しました。

Q Entertainmentの水口さんが出していた電話を考えても、昔は黒電話で当然据え置き、今は携帯電話で常に人間にくっついてくる。

んで、数年後にはオリンパスが持ってきていた慧眼がコミュニケーションツールになって完全に着ることになる。

10年ぐらいしたら甲殻の世界みたいに埋め込み始めるでしょう。

この辺あらためて考えると面白いなぁ。

それゆえ、安倍さんが出てたパネルディスカッションみたいに、人間の内面的なところまでああいう場で議論されてしまう。

いや、実際コンピュータはどんどん人間の内面に入ってきているので、今後本気でそういうことを議論、研究していくことになると思う。

今騒がれているGoogleStreetViewだって、ある意味そういうことでしょう。

「見せたくない」とか「自分や関係者を守りたい」という極めて原始的、人間の内面にある欲求とかがそこにある。

携帯を常に持って、自分の生活の一部を他人に干渉される状況に慣れたんだから、技術の進歩とともに人間の考え方も変わるはず。

その辺、うまく商売にできればいいな。

こういう感じで、よくある技術系イベントとは大分違う面白い議論、発表ですごい楽しかった。

次回も生きていれば絶対行きたい。

あとは各セッションの感想をだらだらと。

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