C.a.T!

今年も気合いの入った90秒が来たよー。

今年もこの企画に参加します。今年からFoltia導入してPCにガンガン貯めていけるようになったので、じっくり見返してみて決めましたよ。特にランキング形式にしていません。

### グリザイアの楽園 / 刹那の果実

ランキングは付けません、と言いましたが、今年のOPで一番印象に残っているのはこの作品ですね。グリザイアの果実ではEDを担当していたAC-PromenadeのURAさんがディレクションしていて、あのテンポとかっこいいFlash風の演出がたまりません。特に、冒頭のボールをバウンドさせて銃に変わる演出はすごかった。これはなかなかな思いつかない。全体的にキャラクタを大きく動かすのではなく、画面を大きく動かしてスピード感と独特のテンポを生み出しています。URAさんというと果実の時のようにデフォルメ系がイメージだったのですが、こういう演出もいいですね。

### ニセコイ: / Rally Go Round

とにかく後半の人間ピタゴラスイッチがたまりません。千棘のキックから始まって、自転車や車輪、傘などを使ってテンポよく場面が変わっていきます。特に好きなのが、最後の傘を受け取ってパタッて開いて着地するところ。コミカルな表現なんだけど、なんだか拍手したくなる気持ちよさです。キャラクタも動きまくりますし。こういうテンポ系の作品には弱いです。また、Rally Go Roundのスピード感とすごくあっていて、とにかく歌と絵が完全にマッチしていてテンション上がります。

### アブソリュート・デュオ / Absolute Soul

なんというか重心芸とでもいいましょうか、とにかくオーバーアクションで重心移動させてすごい勢いを演出しています。これもテンポ系ですよね。オーバーアクションさせるのは、行き過ぎると不自然さだけが目立つのでかなり難しいトライになるわけですが、この作品ではギリギリ行っている感じです。最後の方のダンスシーンも、なぜここでダンス？と思いますが、なんだかすごくあっている気になってしまう気持ちよさなんです。こういうのもアリなんだなあと思わせた面白い作品でした。

### ローリング☆ガールズ / 人にやさしく

ブルーハーツの曲を使って、主人公4人が歌うライブシーンという感じのオープニングです。この世代の人間なので美化されている部分はあると思いますが、それ抜きでも花柄とかを配置した面白い絵づくりや、迫力のある楽器の演奏の演出など特筆すべき点がたくさんあります。本編の絵作りもかなり特殊というか実験的な感じになっているのが、そのままOPでも出ている感じですね。個人的にはこういう絵作り大好きです。

### ランス・アンド・マスクス / Light for Knight

この間書いたばかりですが、やはりこの作品の映像表現は面白いです。キャラクタの配色はほとんど白だけで表現しておきながら、背景などには派手な色を配置することで空間の方を意識させるように作られていて、作品とリンクしているいいOPです。キャラクタの表情も結構大写しになるので、原画さんは結構腕の見せどころだったのではないでしょうか。

### 放課後のプレアデス / Stella-rium

プレアデスのOPは、今となっては珍しい感じのする魔法少女らしいOPなんですよ。そんなにひねったことはしていないのですが、魔法少女モノのOPはこうでないとね、というエッセンスが詰まっています。変身シーンなんかは、ポンッって音がしてそうな可愛い変身シーンになっていて。そんな王道な演出の中でも、板野サーカス風な奇跡を描きながら飛ぶ主人公たちとかちょっと面白い演出も入っていて、単に懐かしいだけではない楽しい作品でした。

### アイドルマスター シンデレラガールズ / Star!!

楽屋裏やアイドルサイドからの絵が中心になっていてプロデューサの視点で描かれているのが面白かったです。なんでかわかりませんが、アナスタシアが蘭子の見よう見まねでポーズをとるシーンがすごく印象に残っているんですよね。多分、キャラクタのらしさがすごく表現されているシーンだからだと思うんですが。ライブシーンも派手というよりは、しっかり重みを感じるような動きが描かれているのも良かったですね。カメラワークでごまかさず、しっかりキャラクタを動かしているので、見ていて楽しかったです。最後にしっかり全員が並ぶダイナミックなところを描いてくれているのも好きです。

### のんのんびより りぴーと / こだまことだま

田舎の何気ない日常に感動が隠れてるよ、ということを教えようとするかのような演出。まあ、本当にこんな感じなんですよね。葉っぱで遊んだり、側溝を飛んだり、そんな何気ないことが遊びなんですよね。れんちょんたちの日常が、nano.RIPEの元気な歌も相まってすごく楽しそうに描かれています。やはりのんのんびよりは、こういう絵でないとダメだよね、というのがしっかり抑えられています。

### 干物妹！うまるちゃん / かくしん的☆めたまるふぉ～ぜっ！

テンションの高い歌に絵も家うまるがちょこまか動き回るという、おもちゃ箱をひっくり返したような騒ぎの作品です。とにかく家うまるが可愛い。姿もそうですが、動きのちょこまかさがすごくいい。実際の作品中はあまり素早く動かないので、このOPだけでしか見られない姿。楽しいですわー。

### Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ！ / ワンダーステラ

もはや魔法少女モノなのかわからない感じの演出ですが、かっこいいから許せます。後半の戦闘シーンのカメラ、動きがとにかく凄い。これは作中でも似たシーンが出てきますが、完全に使い回しという感じではないですね。特に、構図とカメラの動きがすごく考えられていて、迫力があります。

一応一通り見直して改めて良かったなと思えるモノをあげてみました。昔はイマイチと思っていたものも、じっくり見返してみるとちゃんと考えて作られていたり発見があります。かく作品、その作品の色を演出として表現しようとしているものが多く、結構実験的な演出にトライしているものもありました。OPというのはこういう90秒で視聴者を引き込む全力の表現がされているものなんですよね。他にもいくつか気になっているものはあるのですが、それはまたの機会にでも。

* テレビアニメED10選 2015

* テレビアニメOP10選 2014
* テレビアニメED10選 2014
* テレビアニメOP10選 2013
* テレビアニメED10選 2013

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