ガールズ&パンツァー 劇場版 シネマティック・コンサート
最高のバージョンの劇場版。
ガールズ&パンツァー 劇場版は、様々なフォーマットで劇場上映され、私もそれらのフォーマットを体験するため何度も劇場に足を運びました。通常上映、極上爆音上映、4DX上映、4DXエクストリーム上映、チネチッタ LIVE ZOUND センシャラウンド ムービーフェスver、と5つのフォーマットで見てきました。もちろん、円盤を家でも見ています。そして、6回目の劇場鑑賞は、シネマティック・コンサート!
このシネマティック・コンサートは、劇伴部分のみオーケストラの生演奏という、めちゃくちゃ豪華なフォーマットなのです。もうね、すごいとしか言いようがない。映像と完璧にシンクロして演奏される、超迫力のオケサウンド。普通に映像を見ていると、急に「ジャン!」というド迫力の劇伴が入ってきて、今までに全く体験したことのない感動があります。よくある爆音系のフォーマットでは、戦車戦のSEがやはり大きな存在感になり迫力を出すのですが、このシネマティック・コンサートは、まさに劇伴の存在感が全面に出ます。ガルパンの音楽が、その世界観を完璧に表現していることがよくわかります。
しかも、今回実際の映画劇伴の完全再現ではなく、オケらしいアレンジも加えられていて、すごく新鮮な印象がありました。ボコミュージアムの場面で流れるボコのテーマも、なんだかすごい重厚感のある曲になっていて面白かった。あと、継続のBT-42が暴れまわるシーンで、ミカが弾くカンテレ曲 Säkkijärven polkka も、オケアレンジされて豪華になっていましたね。個人的には、この曲はオリジナルのカンテレとアコーディオン中心のアレンジも聞いてみたかった気がします。そういえば、ミカがうんちくを言いながら、ポロローンって鳴らすシーンも、ちゃんと生のカンテレで弾いていましたね。w
主題歌も、もちろん生歌。大宮では、急遽入院のために不参加となったChouChoさんによるED曲 piece of youth。更には、GloryStory、DreamRiserも。そして、特別ゲストとして登場した佐咲紗花さんが、最終章の主題歌 Grand symphony を初披露。もちろんオーケストラアレンジで。このバージョンは、今回しか聴けないかもしれませんね。そして、最後は会場のみんなで Enter Enter Mission を大合唱。オーケストラ・コンサートとは思えない一体感。これはライブのような楽しい体験でした。
シネマティック・コンサートというのは、日本ではほとんど行われたことがないと思いますが、こういう大編成のオケサウンド中心の劇伴作品で、今後も行われるかもしれませんね。ぜひやってほしい。想像以上に感動的な体験でした。
—–
Leave a comment