PRO TREK Smart WSD-F20 レビュー
これでここなちゃん並にヤマに登れるぞ。
少し前に、カシオのAndroid Ware端末、PRO TREK Smart WSD-F20を買い、しばらく使ってみたので、一度レビューしておこうと思う。
Android Ware 2.0がリリースされるタイミングで、各社新ウォッチを発表していたて、迷うところがあったのですが、今回は以下を重視しました。
* オフラインマップ
* GPS内蔵
* ある程度頑丈
* カッコいい
以上の基準を置いたのは、基本アウトドア、山登りなどに使うことを想定していたからです。で、結局最後の決め手は一番下のカッコよさで決めました。GPS付いている端末は多かったし、オフラインマップもソフト入れればいいだけの話。頑丈さはある程度絞られる基準でしたが、最終的にはデザイン、カッコよさでWSD-F20を選択しました。PRO TREKブランドになって、ゲージが付いたり、とにかくフォルムが他の端末よりカッコいい。個人的には、もう少し大きくても良かったけどね。
で、使用感です。普段使いでは、時計、通知を受けるといったあたりがメインになりますが、全く問題ないです。通知に、アプリのアイコンが一緒に出てくるのはちょっとカッコイイですね。これは、Android Ware 2.0標準のUIなんですかね。時計は、腕を傾けて盤面を覗くと表示され、しばらく見ずに放置すると、グレーアウトした簡易表示になり節電されます。グレーアウトしている間も、分単位では更新がされていて、分針はちゃんと動いています。ちょっと面白いのが、超節電モードがあって、タイムピースモードというモードにしておくと、白黒表示のデジタル時計になって、1ヶ月以上電池が持ちます。なので、時計としての機能が失われることはほとんどありません。これは、液晶ディスプレイが2層になっていて、多分e-Ink的なディスプレイになっているんじゃないでしょうか。
この間、山登りに持っていった時にYAMAPと組み合わせて使ってみました。YAMAPでは、母艦のAndroid端末側で地図をダウンロードすれば、それを時計側に転送してオフラインで使えるようになります。YAMAPで取得しておいた、軌跡情報も転送できて、時計側で地図にオーバラップさせて表示可能です。で、このオフラインマップを頼りに今回登ってみましたが、素晴らしく便利でした。今まで、確認するためにスマホのロックを外して、アプリを立ち上げて、といったことをしていたのですが、時計を見ればルートから外れていないかすぐわかります。また、自分の歩いた軌跡も時計単独で残せます。GPS内蔵しているのが生きてきます。
ただ、やっぱり電池が途中で切れました。6時間ぐらい歩いたところでした。ただ、これについては、節電対策をしっかりすればなんとかなりそうです。今回、普段使いの設定のままだったので、Wifi有効だし、Bluetooth有効だし、常時表示ONだし、バックライトそこそこ明るめにしてしまっていたので、Wifi、常時表示OFF、バックライト暗めにするだけでも、一日の活動はカバーできそうな気がします。もっと短い時間しかもたないと予想していたので、これは意外でした。
と、アウトドアでの利用も結構いけそうで、今のところ満足しています。Apple Watchに食指が動かないのは、やっぱりカッコ悪いからなんですよね。時計はやっぱり丸い方がカッコいいし、アウトドアを意識したゴツさも欲しい。その点、このWSD-F20はよく出来ていると思います。カシオが用意しているソフトウェアの出来があまり良くなかったりしますが、基本機能はしっかりしていますし、機能は後からアプリで強化できますからね。
Android Ware 2.0から、時計単独でもPlayストアに接続できて、単独運用可能になっていますが、通知を受けたり、基本は母艦ありきの運用しないと価値半減という感じなのであまり魅力を感じません。また、この仕様になったため、iPhoneとのペアでもそこそこ使えるようになったと言われますが、ペアリングしてみましたが不安定だし、時計単独で動くアプリはものすごく少ないので、やはりAndroidを母艦にした運用がオススメです。
他の端末より若干お高かったですが、今のところなかなか満足度高いです。
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