:::: MENU ::::

C.a.T!

CATch a TAIL!

Japanese sub culture and tech.

  • 2015/12/5
  • 0
anime

たまゆら〜卒業写真〜 第3部 憧 -あこがれ-

20151205

全力で涙腺を殺しにくるぽってたん。

たまゆら完結編シリーズの卒業写真の第3話、憧 -あこがれ-を見てきました。今回は、麻音たんのお話です。麻音たんはとにかくやりたいことがたくさんあってフラフラ進路が決められない子。そんな麻音が旅館を継ぐことを考えるんだけど、お父さんに反対されるところからお話が始まります。

このお話自体は、微笑ましい話で、当然ハッピーエンドになるのですが、まさか進路としてこれまでの方向性からまったく違うところに飛ぶとは。しかも、そのきっかけを考えると、そのままでいいの?という感じだけど、麻音たんは全ての夢をあきらめず、全部実現させるという前向きな決断なので、これが一番しっくりくる結末ではあるんでしょうね。今回も、なんというか大人たちの優しさがすごく重要な要素になっていて、大人の役割って重要なんだなと思いました。

そして、ハッピーエンドの後のお話がもう急転直下というか、そうくるのかーという。まあ、あと1話あるからそんなすんなり終わるはずないよね。お話はぽってたんに戻ってきます。そして、進路を決めたと思っていたぽってたんは、実は迷い続けていたことに気づきます。それは、本人ですら気づいていなかったんだけど、かおたんが気づきぽってにそのことを認識させることで、ぽっては一気に自分の気持ちに気づいて。やっぱり、この作品の最後は別れになるんですね。まあ、みんな一緒にというのは違和感はあったのですが。

この一連のストーリーが、最後の最後に一気に畳み掛けてきます。ぽっての「写真が真っ白だったんだよ」と泣きながらいうシーンがもうたまらないです。自分の夢のために、これまで当たり前にあった街、そして親友との別れが必要ということに気づき喪失に対する恐怖がこみ上げてくる。それはお父さんを失った恐怖。でも、かおたんたち親友たちがきっとこの恐怖を克服させてくれるんでしょう。よく考えるとこの結末は、最初から予告されているんですよね。OVAの冒頭のタンポポの種を追いかけるぽっても、種が飛んでいく、街を離れることを予感させますし。まあ、何よりあの志保美さんがぽってに送った白紙の切符。竹原という出発点が書かれているわけで、それは竹原から出ていくことを表していたわけで。

最後に、それを予感させる予告編が流れるんですが、もうそれ見るだけで涙腺決壊ですよ。これは、劇場で止められないですわ。ついにあの切符に行き先が描かれる時がくるんですね。5年間の思いが一気にあふれそうです。来年2月。楽しみです。

終わったらもう一度竹原に行こうと思います。

—–

Leave a comment