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  • 2015/10/5
  • 0
comic

僕だけがいない街

20151005

ありがちなタイムリープものかと思ったら、かなり凝ってた。

ニコニコカドカワセールで半額だったので、周りでも評判がよい僕だけがいない街を一気読みした。確かにこれは面白い。休日だったこともあってやめどころを失って読みまくってしまった。

ネタとしてはタイムリープものなんだけど、ちょっと面白い特徴を持っている。自由に巻き戻すことはできず、都合が悪いことが起きると主人公の意思とは関係なく時間が巻き戻る。巻き戻った時、何らかのアクションを実行する事で過去改変を行うことができ、逆にアクションを起こさないと何度もループする。

タイムリープは物語のキーとなる概念ではあるのだけど、そもそも世界観が面白い。主人公の子供時代に起きた連続誘拐事件の犯人が、再び現れることで一気に日常が壊れるところからもう凄まじい勢いでストーリーが流れます。犯人に気づいてしまった主人公の母が殺されることをきっかけに、主人公は小学校時代までタイムリープしますが、その人間関係がなかなかダークで辛い。いわゆる虐待を受けている女の子が、連続誘拐犯に殺されてしまうのですが、これを救うために主人公は駆け回ります。失敗したりもするのですが、最終的には成功して女の子は生き残ります。その過程で、主人公のお母さんがすごいいいお母さんの役割、大人の役割を果たすんですね。子供を守ろうとする母親の優しさと、正しい事をなそうとする子供たちをちゃんと見て協力してあげる大人の行動。本当にいいお母さん。それだけでもすごく引き込まれました。主人公は、いろいろ大胆な事をして女の子を救うのですが、それがすごいスリリングでついついもう少しと読み続けてしまいます。

そして、最終的に主人公はタイムリープした過去で犯人にたどり着くのですが、犯人に殺されかけて植物状態になってしまう。15年植物状態で昏睡し続けたあと目覚めます。これがタイトルのゆえんだったんですね。主人公は、友達の女の子や誘拐された子を救うことができたけど、自分自身が殺されかけて15年間いなくなってしまう。15年の間に主人公が救った子供は大人になり、結婚して子供も生んでいる。この辺が面白いんですよね。主人公はタイムリープで過去に行った時に植物状態になって15年の時を失うので、本来の時の記憶を持ったまま15年の時を失うという。しかも、タイムリープした状態が維持されているから、いずれ元の時に戻るタイミングがあるはずで、今後どうまとまるのかちょっと想像つかない。犯人を追い詰めるんだろうけど、本来の時とタイムリープした時間がどういう関係になるのか。今後がすごく気になります。

すでにアニメ化も決まっているようですが、これは本当に面白い作品と思うので2期ぐらいは使って欲しいですね。結構難しい人間関係を設定してしまっているので、雑にやると一気に魅力を失いそうです。でも楽しみ。


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