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攻殻機動隊 新劇場版
ARISEの完結編という感じの攻殻機動隊 新劇場版を観てきました。
攻殻機動隊ARISEは、公安9課結成前夜を描いた作品という位置付けですが、実際はあまり劇的な出会いとして演出されたわけではありませんでした。この劇場版は、ARISEシリーズの完結編ということで、TVシリーズでも明らかにならなかったファイアスタータの正体が明かされます。
演出としては戦闘シーンも銃撃戦、肉弾戦と超豪華な作りになっていて、ぜひ大きなスクリーンで見たくなるものでしたね。攻殻機動隊ではおなじみの戦車戦も超派手ですし、バトーとサイボーグの肉弾戦も相変わらずの迫力。演出面では超満足な出来になっていました。
そして、ストーリの根幹をなすファイアスタータですが、やはりクルツ中佐でした。最初から登場して、常に暗躍という立場でストーリに絡んできていたので、大体予想はできましたが。しかし、クルツ中佐の正体が全くの予想外というか今まで伏線らしい伏線がなかったので驚きでした。この設定は、なかなか面白かったです。素子と対照的な存在としてクルツを描いているんですね。電脳化の権化とも言える素子に対して、電脳化できない人間のままのクルツという存在。この対照的な設定の2人の描き方はとても面白かったです。
ARISEシリーズは声優総交代させてスタートした野心的な作品でしたが、過去の作品とはまた違う世界観を作り出したと思います。今後、シリーズが続くのか分かりませんが、ちょっと楽しみですね。
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