C.a.T!

半分は寄付と思わないといけないけど。

クラウドファンディングの未達成時の返金に関して面白い訴訟の判決があった。

FTCが初めて、失敗したクラウドファンディングを裁定…詐欺の一種と見なす

注意しないといけないのは、このプロジェクトのオーナは、集めたお金を明らかにプロジェクトとは関係ない用途に使って返金できないと言っていること。開発に全額使っていたら、また違う裁定になっていたかもしれない。

まあ寄付だって、寄付金を私的な用途に使ったら詐欺罪に問われるだろうからまっとうな裁定かなと思う。これが、開発に全額投入してもダメだったらどう判断されるのか。普通に考えるとクラウドファンディングだって投資、借金にすぎないわけだから返さないといけない。詐欺と言われることはないと思うけど。だったらVCから借りればいいじゃん、とか思うけど、VCから借りるためには相当なハードルを超えて、同じようなことを考える敵を蹴散らさないといけない。そこの敷居を下げたのがクラウドファンディングの価値だからね。でも、自分がお金払ったプロジェクトに関して言えば、最悪戻ってこなくても仕方ないかなと割り切ってる。半分は応援のキモチだから。

今後、クラウドファンディングもこういう問題が増えていって、司法当局とかがいろいろ規制を考え出すかもしれない。ただ、この流れの中からイノベーションが生まれつつあるのも確かで、簡単に壊すにはもったいない。

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