響け!ユーフォニアム 第5話 ただいまフェスティバル
マジで名作になってきた。
第4話に続き第5話もすごい引き込まれる展開と演出。これは、円盤欲しくなってきたわ。
5話では、久美子の心理描写が凄まじく伝わってくる演出、見せ方がされていて引き込まれました。この作品って本当に見せ方にこだわっています。分かりやすい典型的なアニメ表現ではなく、間とか空気をうまく表現して、キャラクタの心情を表現するという、あまり他では成功していない手法をとっています。今回は、そこがぴったりはまっているのがすごい。
成長しない胸と揺れるメガネの胸に愕然とする久美子。こういうコミカルなシーンをところどころいれているのも、うまくアクセントになって飽きません。
部員が自ら練習の延長を提案するシーン。3話では考えられない展開で、生徒たちの成長を感じさせます。この作品は、楽団員の成長物語でもあるので、こういうちょっとしたシーンを入れることで成長を感じられてうれしくなります。
電車の中で久美子が大あくびをするシーンですが、ここでくつをだらしなく半脱ぎになる表現がすごいいい。あー、あるあるっていう学生らしいぐだぐだ具合がうまく出てますよね。本当にこういうなにげない仕草をしっかり描いてくれるので、キャラクタに親近感がわきます。丁寧。
5話の見せ場の一つ、麗奈が満面の笑みで「黄前さんらしいね。」と言うシーン。この笑みの理由は謎なのですが、ちょっとずつ二人の距離が近づいていくのが分かります。まだぎこちないけど、確実に何かを共有しようとしつつあることが見えてきました。あと、別れたあとぴょんって感じで向き直る動きがかわいいですね。個人的に、たまこステップと呼んでいる。たまこまーけっとのOPのシーンと同じだから。
友達に昔の友達に会いに行こうと誘われるシーン。ここの表現はすごかった。久美子の視点で楽団のみんなを見つめるシーンと、久美子の表情を交互に見せることで、久美子が何を考えているのか、何を決意したのかすごく伝わってきました。これも何気ないといえばそうですが、なかなか思いつく表現ではない。
そして、自分がやりたいことがある場所に戻る表現として、グッと引いた視点で久美子が楽団に戻っていく表現。うまいよね。
直前の学校の演奏にビビる楽団をラッパ一吹きで文字通り吹き飛ばしてしまう麗奈。なんてできる子なんだ。
そして、相変わらずカッコイイ先生。
麗奈のフォローもあり、堂々とした演奏を披露する楽団。メガネのドラムメジャーかわいい。というか、この衣装すごくかわいいですよねえ。
そして、次の曲がはじまるのです。
—–
Leave a comment