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THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦
なんでカミソリ後藤さん出ないの。
実写パトレイバーの長編作品 首都決戦を観てきました。ストーリは、機動警察パトレイバー 2 the Movieの後日譚でありながら、随所にパト2と同じ表現を再現して昔からのファンを喜ばせる内容になってます。確かにパト2を下敷きにはしていますが、演出、表現の範囲が中心で、ストーリーラインは完全にオリジナル。
パト2は、実際のところ以外なほどレイバー戦が少なくて、ほとんどが人間劇だったりします。この首都決戦もそのへんは共通しています。戦闘シーンは、CMでも流れている最後の方の光学迷彩ヘリとの対決のシーンぐらいです。しかも、レイバーほとんど動かないし。
人間劇としては、パト2ほど政治色や風刺色がない感じ。柘植が逮捕されている状態なので、敵側にあまり思想的な発言をする人間がいないんだよね。その辺は正直薄くなってしまってます。
パト2との共通演出、表現はそれこそあちこちに出てきます。最後の方の光学迷彩ヘリが暴れまわるシーンでは、パト2でもヘリが破壊していたビルや特車2課のプレハブを同じ表現で壊していたり。水族館で、後藤さんと荒川が話していたシーンを再現したり、ヘリ撃墜に上がる戦闘機のコールサインが、プリースト、トレボーと同じだったりいろいろ。
個人的には、やはりパト2ほど深いストーリになっていなくて、かつ実写だからなのか派手な演出も少なくて思っていたより引き込まれなかった。無理やりパト2を再現する必要はなかったんじゃないかな。南雲さんを絡ませたりしていたけど、ああいう形で過去のファンも取り込みつつ、完全に新ストーリにしてしまった方が良かった。ちょっと残念。
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