C.a.T!

メガネも見納め。

劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- の新作 未来篇を観てきました。

この間まで公開していた過去篇に続く未来篇です。過去篇の最後で記憶を失った未来をめぐるストーリーですが、結論から言うと正直消化不良。なんというかしっかり描ききれていない感じなんですよ。最後はハッピーエンドという形で終わるのですが、なんだか分からないうちに終わるという感じです。

記憶を失った未来は、自分の呪われた血のことも忘れているので、その方が幸せに違いないと考えて接触を避ける秋人ですが、血のことはすぐに気づいてしまいます。それでも、過去の辛い記憶を思い出させまいと無視する秋人だけど、事件に巻き込まれて未来が凶暴化して秋人と戦い、なんだか分からないまま戦闘が終わって二人告白してハッピーエンド。

未来を事件に巻き込む泉が、妖夢に侵されて襲いかかってきたり、藤真弥勒がキモくなっていたりなんか話が雑。泉とかあんな扱いしちゃ勿体無いだろうと思うんですが。原作がああなのかな。

弥生の過去が少し描かれたのは良かったですが、それも中途半端でもう少ししっかり描いて欲しかった。結局のところ秋人と弥生の関係もよくわからなかったしな。実の親子なのかもよくわからないし。

映像的には、横から見たカメラで走るキャラをずーっと追うシーンが何度も出てきましたが、あまり効果的ではなかったかな。戦闘シーンも過去篇、TVの方が迫力あった感じ。ちょっと残念。

とまあ、ちょっと消化不良な終わり方になってしまいました。TVでは平凡だったのに映画で凄まじく化けたたまこまーけっとと逆な感じになってしまいました。

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