たまゆら~卒業写真~ 第1部 芽-きざし-
たまゆらもいよいよ卒業かあ。
たまゆらのフィナーレとなるシリーズ『たまゆら~卒業写真~』の第一作目『芽-きざし-』を観てきました。2週限定の劇場公開で、すぐに円盤が発売するのでそちらで見ればいいのですが、やっぱり大好きな作品なのでせっかくだし記念に大きなスクリーンで見ておきたいなと。
久しぶりに帰ってきたたまゆらは、やっぱり穏やかな流れを感じさせるたまゆらで、いつもの4人組の楽しい世界。でも、いよいよぽって達も高3ということで進路を決める時、別れが近づいてきました。
あんな頼りないぽってが、自分がやりたいこと、やりたい仕事を決めて動き出そうとする姿は、最初から見ている我々にとってはちょっと親の気分。ああ、ぽっても成長したなあ、と。写真と旅に関わる仕事というのは、ぽってにしてはなかなかあぐれっしぶな選択です。でも、前作のストーリが活きてるんですね。
4人組の別れは当然最後にとっておかれて、間違いなく涙腺決壊なんでしょうが、この第1部では写真の先生でもある志保美さんとの別れがあります。ぽってにとって頼ることができる大人の一人だったので、その喪失に戸惑ってしまう姿が、なんとも初々しく、でも分かるなあ。進路を決める大事な時に、志保美さんは写真の仕事の楽しさをきちんと伝えてあげるのは、やはり背中を押してあげる大人の役割ですよね。いい人だ、志保美さん。最後に、志保美さんとぽってがお互いに写真を撮り合うシーンはよかったなあ。
あと、ちょっとうるってきてしまったのが、ぽってがお父さんを撮影したたまゆら写真についておばあちゃんに聞くシーン。あのシーンでおばあちゃんが驚いた顔をするんだけど、あれってぽってがお父さんの死を完全に乗り越えたと感じたからなんだろうな。ぽってが、自分からお父さんの話題に触れるなんて、とちょっと驚いたんじゃないかな。あの日の出写真館に写真を飾ったのはマエストロなんですね。お父さんの死によって竹原に近づけなくなったぽってを、お父さんと待つという意味だったんですね。いや、いいお話だ。
卒業写真では、新入部員も入ってきて賑やかさも増しました。ちょっとキャラかぶっているけど、かわいい二人の部員が加わりました。一応、今シリーズで終わりと言われているけど、この二人の部員はどうなるのかな?
竹原は、もう何回も行っているので、出てくるシーンが大体どこか分かってしまいます。竹まつりも行ったから、あのかぐや姫パレードも見たしねえ。さすがに、巧美みたいに姫役が写真撮りまくっているのは見たことないですが。w
ああ、また行きたくなってしまいました。今年は10月の憧憬の路に行きたいなあ。
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