アルノサージュ感想 (クリア編)
アルノサージュをクリアしました。
全体をプレーして改めて感想をまとめたいと思います。
ネタバレありまくります。
終わってみて思ったのは、ストーリーあっさりだったなあ。
シェルノサージュからストーリーのポイントになっていたネロ、ジルの扱いが中盤以降すごい薄い扱いになってしまった。
ジルなんかなんか知らない間に退場してるし。
ネロも中盤以降ストーリーにほとんど絡まない。
最後は、謎のメタキャラクタがラスボスだった、という展開で、ちょっと残念な感じ。
個人的には、しっかりキャラクタを描いて欲しかったなあ。
アルトネリコの世界も登場するんだけど、あまり必然性を感じないんだよね。
シェルノサージュに登場したジェノム、テレフンケンがアルトネリコに登場する種族の起源になっている、とかいう設定がちらっと登場するぐらいで、ほとんどストーリーに食い込む存在ではない。
惑星を作るという大きなイベントがありますが、それもなんだかあっさり。
え、そんなあっさりできちゃうの?という感じ。
イオンが「これが、ラシェール・リンカーネイションだよ!」と叫ぶシーンはよかったけど。
うーん、でももうちょっとシナリオや演出は練って欲しかったなあ。
一方で、システム的なところは結構良く出来ていました。
戦闘もサクサク進むし、面倒な経験値かせぎも不要。
フィールド移動時の会話も面白い。
メニューとかのデザインもよかったです。
グラフィックはキャラクタは結構しっかり作られてますが、背景は適当な感じ。
まあ、そんなに気になるほどではないですが。
キャラクタモデルはかわいくできてました。
この辺は、アトリエシリーズと同じようにエンジンをコーエーテクモのやつに変えた感じですね。
アップでも表情がいい感じでした。
ただ、ちょこちょこアニメが入るのが謎。
3Dモデルでやった方がよかったのになあ。
特に、戦闘のフレンド技使うとアニメが流れるのはいただけない。
すごい違和感。
イベントシーンも別にアニメにしなくてよかったんじゃないかな。
オープニングアニメはCGとうまく合成していて面白いんだけどね。
サウンドは相変わらずよかったです。
アルトネリコでおなじみの謳う丘系の謳なき丘とか、詩魔法の変な歌など聴き応えがあります。
まとめ
ストレスがたまるようなことはなく、サクサク進むという点ではよかったです。
ただやっぱりストーリーが薄くなってしまっていたのが残念。
せっかく、シェルノサージュ、アルトネリコをつなぐという設定があるのに、うまく活かせていない。
ベタベタでいいから、もっとそれぞれの作品のキャラクタをストーリに絡めて欲しかったなあ。
あと、メタなネタにちょっとこだわりすぎ。
ラスボスまでメタキャラクタにしちゃったのは、正直失敗だっとと思います。
ということで、シナリオには少し不満が残る作品でした。
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