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C.a.T!

CATch a TAIL!

Japanese sub culture and tech.

  • 2013/10/15
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misc

サービスの価値

3連休は風邪というか日頃の無茶が祟って寝込んでたんですが、このタイミングで行かないとツインテも辞さないぐらい髪が伸びてたので切りに行ってきました。
いつも電車に乗って数駅の床屋に行ってるのですが、体調も悪いし時間もないし、ということで自宅周辺で探すことに。
髪を切るってのはリカバリがきかないだけになかなかドキドキするもので、やはりあまり変えたくなくてわざわざ引っ越す前に通ってたお店に行ってたわけです。

で、とりあえずWebで調べることにしたのですが、うちの最寄り駅周辺にはすごい量のお店がある。
確かに、歩いてると数分置きに遭遇している気がする。
いわゆる理容院、床屋を探したんだけど、これが結構微妙な寂れた感じのとこしかない。
こういうとこで切るのはかなり賭けだ。こわい。
なんかいいおっさんだし気が進まないけど美容院で探すことに。
数が多く何を基準に探せばいいかわからないけど、とりあえずHotpepperのレビューサイトを手当たり次第に探ってみた。
コメントと星の数と極端に少ない星を付けてる人が居ないかを見て決めました。
最近はWebから予約とかできるんですね。
便利だわ。

で、実際に行ってみた。
サレオツな内装のお店で、場違い感を漂わせつつ。
お店に女性客一人しかいなかったので、息苦しい状態まで追い詰められなかったけど。
切ってもらいながら店員さんといろいろ話していて、サービス価格が低いという話になった。
確かに安い。
この間まで行っていた床屋より500円ぐらい安い。
でも、サービスは床屋よりいい。
細かい注文も聞いてくれるし、スタイリングのコツとかいろいろ親切に教えてくれる。
あんまり親切なんで、朝シャワー浴びたまま適当に仕事いってます、とか言えなかった。

なんでこんなに安いのか聞いてみたら、やっぱりこの辺りはお店の数も多く価格競争になっているそうだ。
それでも単なる価格競争に入るのではなく工夫はしている。
このお店ではリピータを増やすことを重視して、できないことはできないといい、長くつきあってくれそうなお客にはあつくサービスするようにしているとのこと。
戦略としては結構うまくいっている気がした。
というのも、自分が選んだときに見たレビューではネガティブな意見がほぼゼロだったから、比較的安心感を感じて選択したところがある。
他のお店は少なからず星1こなネガティブな意見があるもんだけど、このお店はそれがなかった。
価格を下げるには、結局サービスの質を一定のラインで均一化して回転率を上げるとかしないとダメなんで、お客のキャラクタ全てをカバーできない結果なのかなと思う。
結局ネガティブな意見を出す人、このお店のサービスに満足できない人をお客としないという戦略だ。
これはなかなか戦略と呼べるんじゃなかろうか。
こういうサービスの価値の上げ方、というか下げない方法もあるのか。
面白いな。
それでも、お客の数を見るとやっていけるのか心配になる。

まとめ
価格競争の結果、消費者は本当にシアワセになっているのか。
特にサービス業では、評価を「下げない」戦略も重要。
おっさんとなった今、美容院はドキドキ体験。

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