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Japanese sub culture and tech.

  • 2008/09/1
  • 0
movie

『西の魔女が死んだ』を観た

もうすぐ終わる『西の魔女が死んだ』をみた。
すごい優しい作品。
以下、ネタバレ。


登校拒否の女の子がおばあさんの家でしばらく住むなかで、いろんな大切なことを教わって成長していく姿を描いたお話。
終盤近くまでは、単にすごいいい話というだけである意味あまり盛り上がりはないのだけど。
終盤の、引き込み具合がすごい。
おばあさんが死んだときは、かなりじわっときました。
また、最後のおばあさんの「だっしゅつせいこう」というメッセージが気持ちよくて、死んでしまうけど完全にハッピーエンドですごく心地良かった。
名作だと思う。
となりに住んでる怪しいおっさん役のキムが良い味出してて、最後に少女に「困ったことがあったら何でも言いに来い」っていうシーンがすごくよかった。
週末に観た『ゆれる』にもキムが出ていて、これがすごいいやらしい検察官役でそれを思い出してちょっと笑ってしまった。

混乱する少女を優しく、時には厳しく諭すおばあさんのキャラクタがすばらしく、ああいう態度で周りとせっしられたらいいな。
安心できるおかあさんとか先生という感じ。
日常になかなかない風景なだけに、すごいファンタジーと感じてしまうのが悲しい。
おばあさんが最後の方で、「こういう生き方は確かにオールドファッションなのかもしれない」ってつぶやくシーンがまさにそれを象徴している。
でも、誰もがあこがれる生き方なんじゃないか。

映画の舞台の森もすごい良い雰囲気でいい絵だった。
うちの実家の裏山も朝方はちょっと雰囲気出てるんだけど。
一緒に行った子が軽井沢もあんな感じと言っていたな。
ああー、行きたいな。

館内は最後は泣いてしまう人がたくさん。
一緒に行った子も泣いてしまって。
いや、本当におすすめ。
ぜひ今の内に劇場でみてほしい作品。

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